日本茶のルーツ |
![]() 中国で古くから飲まれていたお茶は、朝鮮や日本などのアジア地域やヨーロッパ各国にも広まり、それぞれ独自の進化を遂げてきました。イギリスを始めヨーロッパでは紅茶が親しまれており、アジア各国にも様々なお茶があります。そして日本でも、日本茶として長い歴史を通して進化してきました。中国からどのように伝わり日本の文化として浸透してきたのか、こちらではそのルーツを紹介致します。 ![]() 日本茶のルーツ日本茶を普段から好んで飲んでいる方は多いのではないでしょうか。お茶が日本に伝わったのは奈良、平安時代だと考えられています。遣唐使などで中国との交流が盛んだった頃に、お茶の種もその一つとして日本に持ち込まれたのです。しかし、この頃はまだ現在の日本茶として独特な風味はだせていませんでした。また当時は飲み物としての認識は薄く、薬として使われていました。 国民的な飲み物になるまで今では誰もが気軽に飲む事が出来るお茶ですが、昔は高級品でとても一般的な家では飲む事ができなかった嗜好品です。お茶の大量生産が可能となり、大衆に浸透したのは江戸時代の頃です。それまではお茶といえば抹茶が中心でしたが、この頃には現在でも親しまれている煎茶も嗜まれるようになってきたのです。 現在の日本茶日本茶は様々な進化を遂げて、現在では多くの種類があります。番茶や煎茶など気軽に飲む事が出来るお茶から高級品の玉露まで、老若男女幅広い世代に愛されている飲み物となりました。食事の際にも嗜まれることが多く、料理の種類や内容に合わせたお茶を選ぶ事でより一層食事を楽しむことが出来ます。 |