日本茶といえば、玉露や煎茶を思い浮かべる方は多いかと思います。
玉露と煎茶は、それぞれ異なる栽培方法でおいしさが生み出されています。
こちらでは、玉露と煎茶の栽培方法とおいしさの違いをご紹介していきます。
玉露と煎茶の理解を深め、より興味を持って頂けると幸いです。
《栽培方法》
両者の決定的な違いは、栽培方法にあるといえます。
煎茶用の茶葉は、新芽が生えた当初から摘み取りを行うまで終始太陽光にあてながら育てられます。
一方、玉露の場合は、新芽が生え始めた当初から太陽光にはあてずに育てられます。
こうする事で玉露は、少しでも日光を享受しようと葉の表面積を拡大します。葉の表面積の拡大と同時に光合成を行うための葉緑素が増加し、濃い緑色の葉になります。
《味わい》 日光を浴びて育った煎茶は光合成が行われ、渋み成分のカテキンが増加して程よい渋みや爽やかな香り立ちを楽しむ事が出来ます。
日光を浴びずに育った玉露は、光合成が行われず、カテキンの増加を抑えるテアニンと呼ばれる旨味成分が増えていきます。つまり渋みが抑えられてまろやかになり、深いコクや旨味を楽しむ事が出来ます。玉露はあまり熱いお湯を使用すると、本来のコクや旨味が損なわれてしまう場合がありますので、入れ方は十分に注意しましょう。
《伝統本玉露とは》
上記は一般的な玉露と煎茶の違いについてご紹介いたしました。玉露のなかでも、星野村の玉露屋がお届けする玉露は、昔から伝わる「伝統本玉露」製法です。
星野村の玉露屋の玉露は、4月末から5月の一番茶の生産期に25日〜30日間稲ワラで被覆(ひふく)して日光を遮り、お茶のうまみ成分であるテアニンを茶葉に封じ込めます。覆下(おおいした)と呼ばれるこのワラは、雨が降るとその成分が溶け出しゆっくりと茶葉に降りかかり、それが玉露特有の味を作り出しているのです。
こうして大切に育てた玉露は、一年に一度だけ茶葉を手で一枚一枚丁寧に摘み取り、最高の技術で製品化されます。このように化学繊維などの覆いではなく稲ワラで一定期間被覆し、茶葉は機械で摘むのではなく一枚一枚手で摘む伝統的な製法が伝統本玉露と言われるゆえんです。
星野村の玉露屋でお届けする玉露は全て伝統本玉露です。
星野村の玉露屋では、通販にておいしい玉露をはじめ、特選の煎茶や抹茶、紅茶葉などを取り扱っております。星野村の玉露屋は、5年連続日本一に輝いた玉露のふる里です。玉露は、季節のご挨拶としてお歳暮やお中元、母の日や敬老の日のギフトにもおすすめです。専用のギフトセットもご用意しておりますので、贈り物をお探しの方はどうぞお気軽にご利用ください。
星野村の一流の職人が生み出した最高品質の玉露の味をご堪能頂けます。
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